2009年09月12日
ヴィパッサナー瞑想 VO2.
ついに来た~!
瞑想コース開始の当日。
私の予約番号は35番。
35人も待ってるんだから、きっと入れないだろうな~なんてのん気な気持ちで
私はパートナーと共にカフェでご飯を食べていた。
外は シトシトと雨。
三時にセンターへ来てくださいと言われていて
カフェの時計は三十分前。
そろそろ行かなくちゃ間に合わない。
傘なんてもってない私は、行こうか行かないどこうかまだ、迷っていた。
「35番って、、、微妙な数だよね。雨も降ってるし、これで行ってみてダメだったら、、、」
なんて後ろ向きな言葉の裏には、目の前の当たり前のように毎日食べていた
おいしいご飯と、ハニージンジャーとあなたがいて。
その執着が私を後ろ向きな考えにしていただけの話なのだ。
離れたくない!(なら予約なんてしなきゃいいのに。でも瞑想もしてみたい)という半々の気持ち。
でも待てよ。35人の待ち人の中で、同じような気持ちで順番待ちをしてる人が結構いるんじゃ。
そして来ない人も以外と多いのでは。。。
だってここはインドだよ。
時間なんてあってないようなもの。
行き先なんて毎日変わるもの。
その流れの中で生きてる旅人に、 予約なんて難しいこと果たして できるのか?
「じゃあ、ジャンケンしようか。」
「そうだね。三回戦で」
私たちはいつも大事なことを考えて考えて、決断できないときは最終的にジャンケンで決める。
運任せはきもちがいい。
あとで後悔やねたみが残りづらいのだ。
しかも頭を使って考えすぎるのは、ストレスがたまるだけのような気がする。
そしてその運任せのジャンケンの結果というのが、また色んな意味を感じさせてくれるのだった。
それもまた 学び。
「じゃんけん ぽい!!じゃんけんぽい!!」
とジャンケンを必死にする私たちを見て
ネパール人の店員さんは なんかのおまじない??と笑っていた。
何それ ?と話に入ってこられても遊んでるように見えて
大事な大事なジャンケン中なので相手に出来なかった。sorry.
「おおお~~~!! やっぱり行けってさ。」
結局ジャンケンの結果
私は瞑想センターへ行く事に決まった。
風がご~~と二人の間に大きく流れた。
「本当に?」
「本当に。よし!!行ってくる!」
わたしの中に 強い決意が固まった瞬間
さっきまで降っていた雨が さーーと上がり
なんと雲が途切れ お日様が顔を出したのだった。
「お~!やっぱり行けってことだね!よし。あたし行ってくるよ。35人待ちだけど。ここはインドだしね。
なんか入れちゃう気がするよ。しばらく会えなくなるけど。。。お互いいい学びの時間を過ごそうね!」
後ろ髪をひかれるとは このことか。
離れたくない。。。
けど、人にはそれぞれ、ひとりで学ばなくてはいけない時もあるのさ。
なんて思いながら
勢いよくカフェを飛び出した私。
まだ、わからない。
コースに入れるのか、入れないのか。
行ってみなきゃわからんのだ。でも。
雨上がりの草や土のにおいが
息を吸うたびにからだいっぱいに染み渡る。
蒼い空が 透き通ってる。
こんなにいいお天気なんだもの。
結果はもう わかってた。
センターへ行くと
あの木々のにおいがした。
気持ちよかった。
どきどきしてるんだけど、落ち着いていた。(?)
ここで10日間過ごせるならとてもいいなー。
沢山の人が オフィスの前に列をなしていた。
真剣なまなざしな人。
昨日、寝てないんじゃないかというような顔色の人。
いかにもヒッピーっぽいひと。
ドレッドの白人さん。
日本語がやたらとうまいドイツ人のおばちゃん。
くたびれた旅人。
本当に色んな国から 色んな人が来ていた。
みんな何かを求めている。そんな感じはしていた。
私は一人うろうろしながら並ぶとこを間違えていたらしく、
ボーズが伸びかけたと思われる髪形の女の子が、あっちだよと教えてくれた。
静かな空間だった。
質問が書かれている紙を渡され、英語が分からないでいるところに
日本人の女性を発見し 聞いてみる。
丁寧に教えてもらう事が出来た。
名前は京子さん。
彼女も初めての参加だということだった。
こういう緊張感のあるところで 日本語で話せるというのは
なんて心がほっとする瞬間なんだろうか。
ありがとう京子さん!
提出して待つこと一時間半くらい?
待って 待って ついに私の番がきて
インド人のマネージャーのおばちゃんに
「6時までに あなたの荷物をもっておいで。」のひとこと。
「それって、コースに参加できるってことですか?」
「そうよ。よかたわね~」
ということで
空色カミュ。
10日間の瞑想修行へと 扉が開かれたのでした。
あわててゲストハウスへ向かう
途中でよく行くレストランのラクシュミーの店員さんに出くわし
「今日からビパサナーなの!しばらく来れないけどよろしくね!」なんて挨拶
「そうか~ミーナ(わたしのインドでのニックネーム)出てきたらまた歌ってな~!」
「OK!もちろん」
足取りは軽い。
そうと決まったら、10日間、じっくりやらせてもらうぞ~!と気合もばっちり。
どんな自分と出会うんだろう。
今まで「外に求めていた 出会い、体験」が
初めて 自分の中 内に 向けられた瞬間だったのかもしれない。
自分のことが
一番よくわからない私にとって
それはとても貴重な体験となることは 間違いなかった。
つづく
Posted by 空色カミュ at 22:51│Comments(4)
│インドのおはなし。
この記事へのコメント
続きが気になるよ〜!!
一時期私の周りでもやたら情報が飛び交ってました。まだ未体験です。
今週一でインド人のお店を手伝っているんだけど、オーナーの名前はミーナです(笑)店の名前もミーナです。不思議だよ。ミーナって何か意味があるの?
一時期私の周りでもやたら情報が飛び交ってました。まだ未体験です。
今週一でインド人のお店を手伝っているんだけど、オーナーの名前はミーナです(笑)店の名前もミーナです。不思議だよ。ミーナって何か意味があるの?
Posted by さと at 2009年09月14日 20:07
ミーナ!意味はねえ。なんか聞く人によって色々なんだけど
フレッシュな美しい魂みたいな感じかな~と私は思ってるよ。
プシュカルっていうところで出会った 修行僧のスンダルババジが
髪を切った次の日に名づけてくれたんだ!
インドでもジャイサルメールの砂漠のあるあたりの村に行ったら
なんとカミュという名前の女の人がいて、彼女は指がなんと6本も
あったんだよ~!すごいよね。
インドのお店 何屋さんなのかな?
さともきっとそのうち 瞑想導かれるね~~
フレッシュな美しい魂みたいな感じかな~と私は思ってるよ。
プシュカルっていうところで出会った 修行僧のスンダルババジが
髪を切った次の日に名づけてくれたんだ!
インドでもジャイサルメールの砂漠のあるあたりの村に行ったら
なんとカミュという名前の女の人がいて、彼女は指がなんと6本も
あったんだよ~!すごいよね。
インドのお店 何屋さんなのかな?
さともきっとそのうち 瞑想導かれるね~~
Posted by 空色カミュ at 2009年09月14日 20:46
おぉ!!有り難うすっきりした◎(笑)
素敵な名だね◎
インド人のお店は雑貨と衣料のお店だよ。
今月のナマステインディアにも出展するよ。
私はウ゛ィパッサナは行った事がないけど、ディジュがきっかけで今は毎日瞑想にどっぷりはまっているよ◎瞑想はマッサージにもとてもいい影響があるみたいだね◎
今日偶然指が六本ある人の話しをしていた所でした。不思議。
それから今月の終わりか開けに多分長野に研修で行くよ(笑)詳しい場所がまだわからないんだけど。空色の近くだったらいいな〜☆
素敵な名だね◎
インド人のお店は雑貨と衣料のお店だよ。
今月のナマステインディアにも出展するよ。
私はウ゛ィパッサナは行った事がないけど、ディジュがきっかけで今は毎日瞑想にどっぷりはまっているよ◎瞑想はマッサージにもとてもいい影響があるみたいだね◎
今日偶然指が六本ある人の話しをしていた所でした。不思議。
それから今月の終わりか開けに多分長野に研修で行くよ(笑)詳しい場所がまだわからないんだけど。空色の近くだったらいいな〜☆
Posted by さと at 2009年09月14日 22:25
不思議だね~!!
おもしろいつながり。
瞑想と音楽とマッサージ
とてもいいサイクルが最近流れてるよ。
さとのディジュ 聞きたいな~
長野に来るの~?またいつどこに来るのかわかったら
ぜひ連絡してね☆
楽しみにしてるよ~!
おもしろいつながり。
瞑想と音楽とマッサージ
とてもいいサイクルが最近流れてるよ。
さとのディジュ 聞きたいな~
長野に来るの~?またいつどこに来るのかわかったら
ぜひ連絡してね☆
楽しみにしてるよ~!
Posted by 空色カミュ at 2009年09月16日 22:07